当院の麻酔4つの特長
当院の麻酔は小児科手術の麻酔法をヒントに研究し、大人の外科手術まで対応できる様に開発をすすめたものです。用いられる薬は数種類あり手術や状況に よって使い分けをしますが、全ての薬剤や使用方法の安全性は確立されており、日本のみならず全世界で使用されているものです。
人は不安が強いと、眠っている間に様々なアレルギー反応を起こします。例えば、静脈麻酔を使用したとします。針やメスなどで痛みが加わりますと、血液中の 白血球からロイコトリコン、インターロイキンなどの化学物質が放出されます。これらの物質は、生体内では有害作用としてくしゃみ、鼻水を引き起こします。その様な状態では安全に手術ができません。飲み薬でその様な反応が起きないようにし、不安をなくすことで、安全に手術ができる状態を作ります。
当院の麻酔は人工妊娠中絶手術のみならず、帝王切開術、子宮筋腫摘出術などの開腹、全身麻酔下での手術に伴う痛みもコントロールできます。
人間は、刺激がある一定のレベル(閾値)を超えて初めて、痛みを『痛み』として感じるものです。通常手術をしますと、下図にあるBのラインのように痛みは 日々減退していきます。手術当日が最も痛く、手術後3~5日目に痛みを感じなくなります。 これに対しブプレノルフィン鎮痛法とは下図にあるAのラインのように手術中に一度、鎮痛剤で痛みを「0」にします。そうすることで、痛みの信号をなくしま す。そうすると細胞レベルでは痛みはあっても『一定のレベル(閾値)』 に達していないため、『感覚としての"痛み"を感じない』という現象が生じます。 結果、手術後の痛みは 非常に少なくてすむのです。